🦇Theater Y's『こうもり』終演しました!

Y's company Theater vol.1 『こうもり』大盛況のもと終演いたしました!

お客さまにおかれましては、残暑厳しい暑さと湿気の中、会場まで足をお運びいただきありがとうございました!
また終演後は初対面の方からもたくさん声をかけてくださり嬉しかったです!

今公演はアイゼンシュタイン役・演出の飯沼友規さん曰く「浜さんだけを飛び道具にせず、全員で繋いで全役が面白かったと感じてもらえる公演にしたい」という意図を、皆で体現できた舞台になったのではないかと思います。
(それにしてもフランク、かなりの飛び道具キャラではありましたが😂そう考えると他キャストも皆飛び道具だった!?)

また、アンサンブルを省いたキャストのみの構成のため、ひとりひとり歌唱はもとより、役作り・キャラクター毎の癖の強いオリジナル設定の理解・台詞の練り込みや厳しい演技・台詞の間など、各々の実力が試される本番となりましたが、
Y's companyらしさを根幹に置きつつ、Y's初出演の凄腕の皆様と素晴らしいステージングを体現してくださったFULL SPECスタッフの皆様、五反田文化センター音楽ホールの音響に支えられ、大盛況のもと終演となりました。

キャストひとりひとりをあげさせて頂くと、、

近年たくさん共演させて頂いているソプラノ舘野真由花さんのロザリンデ役への憑依→覚醒の瞬間が間近で見れたことや、面白いもの好きだと思っていたけどかなりの面白いもの好きだったことを実感!ちなみに11/16に中目黒Salon de Y'sで初共演(公演詳細へ飛びます)いたしますので、ぜひお越しください🥂

アデーレ楠野麻衣さんの、Y's歌詞(自然な日本語表現を目指し、音符に1〜2文字以上入ることもざら、内容も時に独特)を早い段階で自身の歌唱に落とし込む実力と真面目さと素直さ、周りを巻き込むあたたかな人柄!

もはや旧友&戦友、オルロフスキー役“じっちゃん”こと実川裕紀さんの、超ぶっ飛びキャラ設定への葛藤に始まり、本番での大爆発までの過程を特等席で見ることができて嬉しかったことや、

バスバリトン鈴川慶二郎さんのファルケ役への相性と、台詞暗記からの練り込み、発声、歌唱のためのコンディションを保つプロ意識、舞台人でありカメラが趣味であるということの尊さ、何よりオタク属性であり続けることの尊さ、、

アルフレード役で、国立音大99V同期のテノール榛葉樹人くんとの初共演(稽古中、絶対にジーンとくるところじゃないギャグシーンでなぜか込み上げたりしました😂)

これまでY'sで何年も共演しつつ、キャストとしてはデビューとなったイーダ役 ソプラノ指出麻琴さんの脅威のハイパフォーマンス(稽古初回からぶっ飛びキャラ設定を体現していました。)

弁護士ブリント役、大先輩・バリトン中原和人さんとの、終演後のうちの子供たちと写真を撮って頂けて、とても嬉しかったです。

我が家の家宝級?となった、終演後写真。ブリントメイク😂

そして若きマエストロ須田陽さん。笑顔に溢れ、人懐こく、愛犬大好き、稽古中は出演者と共によく笑い、よく写真動画撮影をし、稽古後は踊ったり各台詞を真似されたりしていました。もはや稽古後半は欠席者の分の台詞や演技を代役で演じてくれたりしていました。

ある日の稽古では素晴らしい弾き降りもして下さいました。

今後の活躍が期待される逸材です✨
渡欧予定がありしばらくはお会いできませんが、またぜひご一緒できるよう精進していきたいと思います!

最後に、Y's company代表・ピアニスト谷塚裕美さんテノール・演出の飯沼友規さんと公演前日に開演前のお客様に向けた注意等のオリジナル録音をしたこと。
2013年Y's結成時からの変わらないいつものやりとり風の台本を作ってくれて、読みながらかなり初心を思い出しましたし、心から楽しむことができました。2人ともいつもどうもありがとう!

という感じで、無事公演が終わってホッとしています。

お写真はいつもお世話になっている勝見様、松崎様からいただきました。いつもありがとうございます!解説付き?でまとめましたのでご笑納ください!

こうもり公演写真集

イケメンになりたい設定、実は語尾に「〜でヤンス」が口癖の気弱キャラ。

終演後お客様から「YAZAWAかと思ったけどラルクだったのね!かっこよかった!」とまさかの感想をいただくという。。素直に嬉しいです!!

登場シーンのためにNetflixで色々観て(地面師たち・聖域・忍びの家・ウェンズデーetc.)一時期寝不足に。

あごをクイッとする演技は慣れない😂

「(刑務所へ)連れてってやるぜ(おんぶで)」→最終的に誰もウケなくなったシーン

冒頭、アイゼンシュタインのMC(キャラ説明)に合わせて顔芸。当日舞台上で思いついたことの方が面白くなることが多いけど、全部がそれだとよくないし、稽古でやってきたこととどっちをどれくらい出すかバランスが難しい。でも稽古があるからキャラクターの引き出しが増やせるという意味ではやはり稽古は超重要。

同期の榛葉樹人くん(シゲ)との対話はいつも楽しかった!稽古ではよく身内芸(20年以上前の思い出、音楽、ゲーム、サブカル等)に走った😂

1幕フィナーレ。本番数日前に演出家が閃いた3人でマイクパフォーマンス演出。警棒がマイク代わり(フランクが3本持って登場します)

2幕。オルロフスキーがファルケを椅子代わりにする展開に、便乗。

2幕フランス語のくだり。今回の新作は当日ゲネプロで生まれた「ジュマペ〜、ペ〜、ペーィ、ペイペーィ、PayPay!シャリーン♪」等。

ゲネにて。2人のキスをみて「打ち上げ花火だぜ!」と昂るフランク。

演技としてのイケメンは自分にはハードルが高いと実感。

3人マイク演出の元となったマイクパフォーマンス演技

楠野アデーレ、酔っ払い演技からの乾杯ソロがまた素晴しかった🥂

3幕スタート!

何をやっているか思い出せない写真

アルフレードの熱唱に感動し、思わずマイク(警棒2本)を立てるため飛び込むフランク!急かつ初演技に自然に反応するアルフレードに感謝🥹演技は1人ではできない

3幕アデーレアリア!邪魔しないギリギリのところで演る、飛び道具ポジションのフランクとイーダ!

幅広い可能性を持つ3幕アデーレアリア中の演技を極めたい😂

フランク、ブリント(両者舞台後方)からターゲッティング❤️されていることに気づいた瞬間。本番中、急に生まれた演技(セッション?)というのもまた楽しい。

お気に入りの写真を集めました👀

これはNo. 1写真😂、舘野真由花さん、ゲネプロから始まった急なマイクパフォーマンス演技にどハマり❣️

何度も拡大して見た写真。表情からも構図からもオルロフスキーとファルケの関係性が表れていてとても好き😂

アデーレとイーダ姉妹、この2人の理屈じゃないシンクロ率の高さがツボでした。

ハイキックが高すぎるし綺麗すぎる。ファルケのリアクションがまた◎でした❤️

何度も使わせて頂いているFULL SPECさんのビヨンビヨン柵の牢獄。特にこの一枚は自分的傑作😄

素敵女声チームでした✨

五反田文化センター音楽ホール。響きの良い純粋なコンサートホールを高低差等をふんだんに使いよくぞオペラ全開の舞台に、、、感服しました。

教員の時に関わった生徒から頂いたお花と、いつもY'sを楽しんで下さるお客様とともに。嬉しすぎる一枚✨

長くなりましたが、次回のオペラ・オペレッタ公演まで少し空きますので、たくさん書きました😂

最後までお読みいただきありがとうございました!

Special thanks
受付・当日急にブリントメイク担当 光村舞さん
当日急にブリントメイク担当 中畑有美子さん

公演詳細

Theater Y's vol.1

ヨハン・シュトラウス2世作曲
喜歌劇「こうもり」

2024年9月21日(土)
五反田文化センター音楽ホール

開演17:00(開場16:30)

全席自由
4,500円

出演者
指揮 須田 陽
演出・日本語歌詞・台本制作 飯沼 友規

ロザリンデ 舘野 真由花
アイゼンシュタイン 飯沼 友規
ファルケ 鈴川 慶二郎
アデーレ 楠野 麻衣
アルフレード 榛葉 樹人
オルロフスキー 実川 裕紀
フランク 浜田 耕一
ブリント 中原 和人
イーダ 指出 麻琴

ピアノ 谷塚 裕美

舞台 FULL SPEC

投稿者プロフィール

浜田 耕一
浜田 耕一
オペラ歌手・声楽家・声種バリトン。オペラ、各コンサートに出演。物事が面白くなっていく瞬間が好きです。千葉県香取市生まれ。東京都清瀬市在住。国立音楽大学声楽科卒業。二期会会員。Y's company所属。